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Pesce rosa

Author:Pesce rosa
早稲田大学第一文学部を卒業後、なにを思ったかイタリアに渡り音楽院の声楽科に入学。
これまた、なにを血迷ったかヴィオラ科にも通いだし、
2011年の現在、イタリアの音楽院の声楽科、ヴィオラ科を卒業。

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ジャン=マリー・ルクレール
 こんな所にいてこんな仕事をしていると凄い楽器を持っている人も結構見るのだけれど、ストラディバリでも、あっそう、と思う物から凄まじいのまで色々ある。
で、グイド リモンダのストラディはすごかった。
(もちろん彼が凄いんだけれど、そこはあえて書かなくても周知の事実なので)
1721年製のストラディで、ジャン=マリー・ルクレールが暗殺された時に手に持っていた楽器。
その後遺体が発見されるまでかなりの時間が経ったので、血痕だの遺体からの液体だので黒いシミが楽器に残っている。
気味が悪いといえば気味が悪いけれど、こんなに凄い音がするならヴァイオリニストなら是非手元に置きたいと思うんだろうな、、と思った。物にも魂は宿るのか。余りにも凄まじくて恥を忍んでサインをもらう。


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音楽 | 13:50:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
祈祷の効果やいかに? オペラとコンサート終了!!
IMG_0953.jpg

オペラとコンサートがやっと終わった。
結果は、オペラは大成功、現代ものの室内楽のコンサートは、納得できない出来だった。
自分がやっぱり歌手なのだと思う瞬間はこんな時。
歌は集中力と練習で何とかなるが、ヴィオラは練習でも集中力でも補えない何かがやっぱりある。
しかも今回、生まれて初めて「マクンバ」祈祷者にマクンバを頼んだ。(笑)

演奏家は誰でもステージに慣れていて、頼まれればいつでもどこでもレベルの高い演奏を
提供できる、と思っている人が多いと思うが、そんな事はないのである。
人によっては1年も前から綿密に曲目とスケジュールを組んで練習しているし、
多くの演奏家やオペラ歌手は、舞台の袖で十字を切ったり、お祈りを唱えたり、おまじないをしている。有名なオペラ歌手が舞台に出て行く前に、お祈りをつぶやきながら舞台におでこでキスしているのも何度も見た。みんな怖いのである。

そんなわけで出来上がりが今ひとつだった現代曲のコンサートを前に私が最後に望みを託したのは「マクンバ」。
マクンバはブラジルの土着黒人宗教。マクンバを黒魔術という人いれば、白魔術という人もいるが、その呪詛で人まで殺せるという様な事も聴いた事があって、
やっぱり黒魔術なのかしらと思う。
輪廻転生などは簡単に信じる私ではあるが、占いだの呪詛だのはからきし信じてこなかった。(だからいけなかったのか、、、)

演奏家仲間は、このようなものに頼る人がかなり多い。
日本の祈祷も「キトウ」としてちょっと有名だったりする。「キトウ」とイタリア人から聴いたとき、「Chito」と日本語の「祈祷」を結びつけるのに10秒以上要した。
「祈祷」してもらったという某イタリア人有名ヴァイオリンニストに話を聞いたところ、
実際は護摩を焚いてもくもくやる真言密教のようなものではなく、神社でやるお祓いのようなものらしいという事が分かった。(かくいう私も、神社のお祓いは七五三の時以来なので何ぶん記憶が怪しいのだが。)

祈祷やマクンバの方が、精神安定剤や不眠症の薬に頼るよりは断然いいと思うのだが、とりあえず今まで、私とは縁のないものだった。

ところが、コンサートは近いし、(しかも今回はオペラとほとんど重なった状態で、二ついっぺんに引き受けるべきではなかったと、つくづく反省。体力と集中力の限界だった。)今ひとつの出来上がりだし、、、と言うんで落ち込んでいるところに、友達から強力なマクンバ祈祷者を紹介するとの情報が。
話を聞くと世界中の演奏家がこの祈祷者によって救われてるらしい。(大げさ?)
しかも、初回はタダだと言う。いいではないか、「効果がなかったら返品できます」というどこかの国の通販のようではないか!!
タダだし、ワラにもすがる思いの私は飛びついた。
コンサートの正確な時間と場所、私の氏名でマクンバの祈祷を行ってもらう。
ブラジルから送ってもらうのである。
まあるい地球の上で、誰かが私のコンサートの時間に、その演奏の成功を祈って素焼きの皿の上にいろんなものをのっけて儀式をしてくれているのかと思うとひどく感動したが、
コンサートはイタリアによくあるように予定の時間をかなり遅れて始まった。

そして、マクンバの効果があったのかは判明しないまま、私はソロでミスをした。(涙)
コンサートの開始時間がいけなかったのか、それともマクンバがあったので、あの程度のミスで済んだのかは、疑問の余地の残るところである。

クリスマスシーズンまでこれで一息つける、と喜んだのもつかぬ間、
街中みわたせば、はやクリスマスのイルミネーション取り付けだのが済んで、すっかりクリスマスモードではないか。

IMG_0994_1.jpg

しかも、旅の間中、外食だった。
外食と言えばいろんなものを食べられたのねと思われる方も多いと思うが、要はピザ三昧。

IMG_0996_1.jpg


たまに皆がピザを食べている中でラビオリなどもたのんでみたが、ピザはすぐ出てくるのに、他の料理はなかなか出てこないのが普通。(涙)

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体力と気力の限界なので、やけになって毎日デザートも食べていた。
太ったと思う。


音楽 | 20:41:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
ついてないコンサート。お誕生日おめでとう。、、その続き
IMG_0700.jpg

10月21日は、親友のACの誕生日だったので皆でお祝いをしていた。
お誕生日おめでとうAC!!因に私の母親も同じ誕生日なので、なんて偶然。

こんなにおいしいチョコレートケーキを食べたり、

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話したり。

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また、食べたり。
これは「ババ」というナポリのお菓子。どうかすると「ババぁ」とこ聴こえる発音。
スポンジの部分にジュワっと、これでもか!というくらいラム酒がしみ込ませてあって、
かじると滴り落ちるラム酒が、至福の時をかもし出してくれる。
ああ幸せ。
そんな幸せをかみしめている瞬間、携帯電話にPE先生から電話が、、、、

DSC00032.jpg

先生は、数日前足の骨を折ったのでした。

「もしもし、あなた今どこにいるの? なんか、がやがやとうるさいわね。
良く聴こえないから、大きい声でしゃべりなさい!」

とてもではないが、友達の誕生パーティーに来ているとは、言えない私。
数日前、曲が仕上がらないと泣きついたばかりだし、いくら夜の10時とはいえ、
コンサートとオペラを前に、「親友の誕生パーティーです」なんて言おうものなら、遊んでいると思われて、怒られるのは目に見えている。

「こんばんは、PE先生ですかぁ?」(声を張り上げる、私。)
私の周囲の人たちにもPE先生からの電話だとわからせなければいけない。

日々の練習の成果で(?)私の声は広間に響き渡る。

一同、波を打ったように静まり返る。
「しーっ、静かにしろ!!」「おい、PE先生だよ。」小声でボソボソ言いつつ、みな気をきかせてくれる。ありがたい。持つべきものは友である。

「ああ、やっとよく聴こえるようになったわ。あのね、23日の私たちのコンサートのピアニストが肺炎で入院しちゃったの。」
 
えぇぇ。チケットはもう売られちゃってるし、どうするのだろう。
「それでDiLeoは弟子に任せることにして、その弟子が今ストックホルムからローマに向かってるの。」

空輸されるのね、かわいそうに。
私はケーキを食べながら、人ごとのように思った。

「で、悪いんだけど、明日ローマに来て、彼の練習につきあってあげてくれる?」

えっ、な、なんでですか?

「彼ね、このソナタ弾いたことはあるらしいのだけど、クラリネット奏者とだったらしいの、
(注:この偉大なソナタにはヴィオラとクラリネットによるヴァージョンがある。)
だから、テンポだの曲の感じだの、見直さなきゃいけないのね。
私、そこここ痛くて、指も重たい感じだし、とても彼の練習にまではつきあってあげられないの。
たぶん、松葉杖で歩いてるから、全身の体重が二本の腕と手のひらにかかるせいね。ともかく、あなた、音楽的に私のしたいことわかってるでしょ。このソナタあんなにレッスンしたものね。」

えぇっ。
記憶力は悪い方ではないと思っていたが、覚えていると思っていただけで、この電話のショックですべて忘れてしまったかも。

「明日、朝10時からコンサートホール使えるから、よろしくね。
14時ぐらいには私も行くから。」

あのぉ。私、用事が、、、などと言い訳を考える間もなく電話は切れた。

いくら私の練習がはかどっていないとはいえ、今までの数々のご恩を考えると、
断れない。
でも、先生の周りに、私じゃなくても、たくさんもっと上手なヴィオラ奏者がいるだろうに。

そんなわけで、早々に誕生会を切り上げて帰って来た。
ACつれない友でごめんよ。

翌朝、列車に揺られてローマに行った。
朝10時にホールが使えると言うことは10時半ぐらいのことか、、
と有名なイタリア国内時差を考えていたら、10時きっかりにホールが開いた。
すごい、ここは本当にイタリアか。

大ピアニスト代理のピアニストは10時半にやってきた。
さすが、イタリア事情をよく知っているスウェーデン人。
(彼はフィンランドに住むスウェーデン人。寒さには強そう。)
昨日の深夜ローマに着いたにしては、元気そう。
むしろ私の方が、疲れた感じなのは何故。
そして何故が、PE先生も10時半にやって来た。14時に来るって行ってなかったけか。

とりあえず、舞台の上に立って、ピアノの位置などをゴロゴロ直して、練習開始。
ステージの辺りにしか照明をつけてくれない。経費節減なのだろう。
PE先生は客席の暗闇の中にいる。

誰もいないコンサートホールが好きだ、と思っていたのはこの瞬間まで。
暗闇の中に一人先生がいると思うだけで、コンサート並みに緊張する。
というより、コンサートの方がましとさえ思える。

ここから、14時近くまで休憩なしにプローヴァは続いたのである。
ギブスの足を前の席の背もたれにのっけて、松葉杖を振り回しつつ私を怒る先生の勇士に
ピアニストもたじたじであった。しかし、なんで私が怒られるのだ??練習をしなきゃいけないのはピアニストのはずなのだが。何故なんだ、と思っていたのは午前中のみ。

17時からの合わせではいよいよ先生が弾くことに。
やっと私のお役目が終わって、ああ家に帰って練習しなきゃ、、と思っていたものの
聴こえてくるヴィオラの音が私のとは全然違う。上手すぎる。
なんか同じ曲を弾いてるとは思えない。
ああ、こんなに違うのね。だったら、先生も怒りたくもなるよな、、、と妙に納得しつつ
へなへなとシートにたおれこんで結局19時までプローヴァを聴いてしまった。
そして、今度はしっかりピアニストも怒られていた。
かわいそうに、共感が湧いてしまう。
その間、病院の肺炎患者(この人の先生ね)から2度程電話がかかって来て、
英語でごちょごちょっ、と「マエストロの友達のヴィオラ奏者、とても怖いです。」
と言っているのが、聴こえてしまった。
ははは、かわいそうに。気持ちわかるよ。

ローマ中央駅から出るテルニへの最終列車は22時36分。
それに乗って、深夜0時にテルニに戻って来た。

長い長い一日であった。

音楽 | 14:07:36 | トラックバック(0) | コメント(2)
友達とバロック音楽
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ヘンデルの「リナルド」をやらなければいけないと聞いたときから、嫌な予感はしていた。
何故なら普段私は、19世紀以降のものを専門にしているから。
バロックものは音楽院時代にすこし勉強した程度。

音楽のスタイルだの何だのはそれでもどうにかなるのだが、基本的、致命的に私を苦しめるのは、基本のラの音が442ヘルツではなく415ヘルツであること。
つまり、完全に半音低いわけである。楽譜にドと書いているのに実際はその半音下のシの音を歌わなければならない。

バイオリニストの五嶋 みどりさんが、「日本では基本音が440で練習していたので、アメリカに渡って、ピアノなどが442ヘルツに調律されているので、はじめはすごく気持ち悪かった」というようなことをどこかで書いているのを読んだことがある。

私の場合、440ヘルツと442ヘルツの違いは感じるが、耐えられない程というわけでは全然ない。しかしそれが415ヘルツまで下がると、混乱する。
みんなに「半音きっかり低いんだから割り切って考えろ!」とも言われたが、いっそう混乱するだけである。

「あーあーあー」と頭をかきむしる私を見て、友達が助け舟を出してくれることになった。
私の周りをみまわすと、実はバロック音楽関係者(?)だらけである。そんなわけで、彼らが私のためのカラオケをしてくれることになった。

まず、上の写真中央がパートナーのパオロ(バロックフルート)、その右が私の親友のAC (ピアノ科とチェンバロ科と大学の哲学科まで卒業している秀才)、ACの前にいるのがその弟のJP(フルート)、後ろにいるのが例のアンドレア(昨日のコメント欄参照)(バロックオーボエ)、一番左が私(声楽科、第一文学部卒、ヴィオラ科10年生)。

私の練習につきあって、オーケストラのパートをそれぞれ弾いてくれるのだからホントにありがたい。私のためだけのオーケストラである。まさにカラオケ!!

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練習は夜9時から深夜0時まで。AC少し眠そうです。ありがとね。

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アンドレアがコンサートでウィーンに行ってしまったので、パオロの友達のRBがオーボエのパート。ありがとうございました。恐縮です。

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そしてなんと私たちの友達のBZがビオラ ダ ガンバを弾いてくれます。ビオラ ダ ガンバ奏者そういるものではありません。ありがとうございました。

こうして多くの人々に迷惑をかけつつも、私の耳は何となくバロック音楽の半音下の世界に馴染みつつあるのである。
めでたし、めでたし、、、、、、、ではないのである。

同じ時期に現代音楽(ペンニーシ)のコンサートもあるのである。
ヴィオラを弾かなくてはいけないのである。

どうしよう、、、。













音楽 | 13:05:57 | トラックバック(0) | コメント(4)

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