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Pesce rosa

Author:Pesce rosa
早稲田大学第一文学部を卒業後、なにを思ったかイタリアに渡り音楽院の声楽科に入学。
これまた、なにを血迷ったかヴィオラ科にも通いだし、
2011年の現在、イタリアの音楽院の声楽科、ヴィオラ科を卒業。

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家探し
IMG_0414.jpg

友人のバロック オーボエ奏者の家探しにつきあった。
賃貸で市街地ではない方がいいらしい。
フランス人の彼女と住む予定なので、居間、寝室二つ以上、キッチン兼食堂、バス&トイレという条件で探している。
しかし市街地でないとなると、たいていの家屋は軽く200年ぐらいさかのぼれるシロモノである。ついては、もちろんエレベーターはついていない。しかも、家はおおむね丘の上に固まって建っているので、(丘の上に家々が密集して建つ、イタリアの典型的な中世の街を思い浮かべていただきたい)家にたどり着くまで街の中の坂だの階段だのを上り詰めなければならない。

IMG_0419.jpg

こんな風に。
毎日のことである。この坂を毎日どうするのか。

基本的に坂のある風景というのは嫌いではない。
大林宣彦監督の尾道を舞台にした映画は、「さびしんぼう」も「時をかける少女」
も、そのストーリはよく思い出せないのに、尾道の坂のある数々の風景が脳裏に焼き付いている。

しかも、その風景は20年の歳月をかけて、私の中で勝手に私の原風景となってしまった。
尾道で育ったわけでもなく、都会のど真ん中で育ったにもかかわらずである。あのような風景を見ると何とも言えず懐かしく、いても立ってもいられない、今すぐに帰りたい、でも帰れないもどかしさを感じる。懐かしくて、でもあまりにも遠くて、泣きたいぐらいの気持ちになる。

話はそれたが、そんなわけで坂のある街は嫌いではないのだが、どうもウンブリアの街の坂は好きになれないのだ。
どうしてだろうとよくよく考えてみたところ、たぶん坂のその先に海が見えないから、という理由なのだと思う。実際、サンフランシスコの坂は好きだし、シアトルの坂も大好きだ。
反対に、イタリアの中世の街にありがちな坂を上っても、見えるのは谷と緑のやまやま、というのはどうも私の趣味ではないようだ。

だから、家の下見の間中、私は「ねーねー、毎日の買い物の荷物どうするの?しかも演奏旅行から帰ってくるたび、スーツケースをここまで引き上げるの?」と何度も迷惑がられながらも同じ質問を繰り返した。

でも奴は、なんとかと煙は高いところが好きという諺に違わず、高いところが好きなのだ。だから街の一番高いところにある建物の最上階を契約しようとしている。

私は知らないぞ、まったく。
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生活 | 00:11:53 | トラックバック(0) | コメント(0)
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